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ピラティスの資格取得はどこがいい?選び方やおすすめの資格を紹介
ピラティス資格の取得はどこがいい?
近年ピラティスの資格は需要が高まり、インストラクター志望者も増えています。その需要に応える形でインストラクター養成スクールも増えているため「資格を取ろう!」と思うと多くのスクールがあり、迷ってしまっている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、「ピラティスの資格を取るにはどこの養成スクールに通えばいいのかわからない」といった方のために、ピラティス資格の種類や選び方、ポイントについて解説します。【おすすめ】PMA加盟団体で養成コースを受ける
国際的なピラティスの教育が受けられる非営利団体PMA参加団体で学ぶことがおすすめです。業界での信頼性と認知度が高く、国際的に通用する資格が取得できます。海外でインストラクターを経験されたい方、日本国内でも大手のピラティススタジオ・フィットネスクラブに就職を検討されている方におすすめです。
(PMA加盟以外の)一般の団体で養成コースを受ける
PMAに加盟していなくても、大変充実した教育プログラムを展開している団体は数多く存在しています。ピラティスは国家資格はなく民間資格なため、必ずしもPMA加盟団体の資格が必要ではありません。プログラム内容をしっかりとプログラム内容を確認し、自分の目指すキャリアに沿った、養成コースを選ぶことをおすすめします。 オンラインでの学習には多くのメリットがあります。仕事を続けながら、もしくは家事や育児を並行して無理なく資格取得が可能です。
INDEX
01
ピラティス資格を選ぶときのポイント
資格取得の目的が明確になっているか
学びたいピラティスの種類があるか
国際水準PMAに加盟しているか
費用面の負担が予算に合うか
時間や日程は自分に合うか
メソッドは自分の考えに合っているか
02
ピラティス資格の種類8選
basi pilates
Balanced Body
Polestar Pilates
PEAK Pilates
Stott Pilates
PHI Pilates Japan
FTP Japan
DKピラティス
03
資格は初心者でも取得できる?
04
マットピラティスとマシンピラティスの資格に違いはある?
05
インストラクター就職が有利になる資格団体はある?
06
インストラクターとして働くのに必ずしも資格は必要ないって本当?
07
自分の好みに合わせピラティスの資格はどこがいいか決めよう
ピラティス資格を選ぶときのポイント
ピラティス資格を選ぶときのポイントを紹介します。 選ぶ際に抑えておくべき情報を整理しておくことで、資格取得後の展望が明確になり、迷いが解消されるため、次に紹介する内容を覚えておくことをおすすめします。
資格取得の目的が明確になっているか
まず初めに、取得目的・理由をはっきりさせることが重要です。 例えば「 インストラクターとしてスタジオで働きたい」 「マットからマシンまで総合的な学びたい」「無理なく、手軽にピラティスの理解を深めたい」 「 医療の現場でピラティスを取り入れ素晴らしさ伝えたい」 などのがあるかと思います。 目的によっては受講すべき種類やコースが変わるため、まずは漠然と養成コースを受けるのではなく、目的と理由をはっきりさせるようにしましょう。
学びたいピラティスの種類があるか
ピラティスの資格は主に3つあります。①マット ②マシン(リフォーマー)、そしてコンプリヘンシブ(マット+マシン)の3種類があります。
マットピラティス
マットピラティスはマットの上で行い、グループレッスンが一般的。マットがあれば場所を選ばずレッスンできること、オンラインレッスンもできるようになることがメリットです。オンラインで資格を取得できる機会も多くあります。
マシンピラティス
マシンピラティスはリフォーマーを使用し、グループレッスン・パーソナルレッスンが可能です。レッスン単価が高めで、近年リフォーマーグループレッスンを行うスタジオも増え、オーディションでは、リフォーマーが参加資格になっている場合が多くなってきています。
コンプリヘンシブ
コンプリヘンシブはマットとマシンの指導資格を持ち、就職に有利です。ただ資格取得には時間も費用もかかります。 マシンを使ったレッスンはインストラクターとしての活躍の場が大きく広がります。パーソナルレッスンの需要にも応えられるので、コンプリヘンシブを目指すことをおすすめします。
国際水準PMAに加盟しているか
PMAは指導者の教育プログラムの精度向上に取り組む世界で最も歴史あるピラティス非営利団体です。PMAの資格取得には、トレーニングコースに参加と共に、実践指導時間など厳格な条件が設けられており、安全で効果的な、レベルの高い指導者を目指せられます。日本国内で活動するなら必須ではありませんが、登録しているピラティス団体は、世界で通用する水準のピラティス団体であるという証明になります。グローバルに活動する場合はPMA参加団体の資格が必須だとお考えください。
費用面の負担が予算に合うか
上段で説明した、PMA加盟団体の受講費は比較的高い傾向で、コンプリヘンシブ資格でざっと100万円くらいが相場となり、リフォーマーの資格だけでも30万円はかかります。ただし、世界基準のレベルが学べ、海外での就業や大手ピラティススタジオ、フィットネス施設での就職に有利となるため、将来の計画や希望に合わせて選択することが大切です。就職先が決まっている場合は事前に必要資格を確認しておきましょう。
時間や日程は自分に合うか
資格の種類や難易度・コースによって、もちろん受講する時間に違いはあります。 例えば、コンプリヘンシブの場合70~150時間の授業でピラティスエクササイズを学ぶ流れとなります。団体により、スケジュールが異なりますので、ご自身の仕事やプライベートの時間も鑑みて、スケジューリングする必要があります。
メソッドは自分の考えに合っているか
団体の設立背景や、トップの考え方により少しずつ団体の方向性に個性があります。例えば、リハビリとしてピラティスを取り入れる指導が得意な団体、アスリートやダンサーに強い団体、幅広いターゲット層にアプローチできる方法を得意とする団体などさまざまです。ご自身の目指すインストラクター像に近い団体をチェックしてみましょう。
ピラティス資格の種類8選
ピラティス資格の種類を8選紹介します。
basi pilates
BASIのピラティス資格コースは世界で最も歴史があり規模も大きいピラティスインストラクター養成コースです。世界40ヶ国以上で展開していて、日本国内にも8,000人以上の卒業生がいて日本最大級の団体となります。 BASIのインストラクター資格は4つあります。コンプリヘンシブ資格のための「ファンデーションコース」「グラデュエイトコース」、医療従事者向け「メディカルコース」、そして基本的なマット資格のための「マットコース」です。養成コースの開催数も多く、オンラインで「マット資格」を取得できるコースも整っているのが特徴としてあげられます。運営しているのはピラティススタジオ数No.1のzen placeなため就職やフリーで活動する際にも有利です。
Balanced Body
バランスドボディは約50年の歴史ある世界シェアNo.1のピラティスマシンメーカーです。世界100ヶ国以上にジョセフ・ピラティス氏と共に開発したマシンを販売しています。ピラティスメソッドを知り尽くした、バランスドボディのプログラムは、世界で5万人以上が受講していて、流派に偏りがなく“ニュートラル”、世界基準となるピラティス指導を学べるのが特徴です。
Polestar Pilates
Polestar Pilatesは、ブレント・アンダーソン氏とエリザベス・ラーカム氏が1992年にマイアミで創設され、リハビリテーションとピラティスの融合を特徴としています。臨床経験に基づいたアプローチで、実践とクライアントとのコミュニケーションを重視し、医療現場などでピラティスを活用するリハビリテーションコースとインストラクター向けのコースを提供しています。世界中で展開される講師養成プログラムは、28ヶ国以上で開催されており、優れたピラティス指導者を育成しています。
PEAK Pilates
多数あるアメリカの団体で中心的な存在 Peak Pilatesは、一般の愛好者からトップアスリート、セレブリティまで、多岐にわたる人々が顧客として愛好しています。日本国内では表参道と鎌倉にスタジオがあります。Peak Pilatesは、伝統的なピラティスの手法を尊重しつつも現代的なアプローチを採り入れており、初心者から上級者まで幅広く対応、経験豊富な講師たちが、豊かな知識と熱意をもって指導してくれるので、質の高い教育を受けられることが大きな魅力の一つです。
Stott Pilates
Stott Pilatesは、1988年にカナダ・トロントでMoira Merrithewによって設立されました。怪我の予防、筋肉を過剰に発達させずに、しなやかで強く、柔軟性のある筋肉、そして持久力を追求することが特徴です。豊富なモディフィケーションで幅広いクライアントに対応できる、ピラティスの伝統を継承しつつも、運動科学とリハビリテーションの最新原則に基づいた完成度の高いメソッドです。
PHI Pilates Japan
クリスティン・ロマニ・ルビィ氏が創設したPHI Pilates Japanは、米国拠点のピラティス教育団体で、2006年に設立されました。リハビリテーションに焦点を当てて体の知識を提供し、身体の活性化を目指し、姿勢矯正に効果的なエクササイズを学びます。機能改善やパフォーマンス向上に期待されるピラティスを幅広い層に提供し、体の機能改善を促進します。受講生には、理学療法士や柔道整復師が比較的多いのも特徴的です。
FTP Japan
ロンドンに1991年に設立されたフィットネス教育団体がFTPピラティスの母体です。FTPはマットピラティスに特化しているので未経験の方でも比較的参加しやすいことが特徴で、ベーシックからアドバンス、マタニティまでの多彩なマットコースを提供しています。初心者と経験者向けに34の基本エクササイズを分類し、短期間で資格取得が可能で、手ごろな価格設定も魅力です。
DKピラティス
DKピラティスは、アメリカの公的機関であるネバダ州立大学が認める「DK Body Balancing Methods」を基礎としたピラティスプログラムです。理学療法、解剖学、障害学、リハビリテーション学に基づき、アレキサンダーテクニックやフェルデンクライスを取り入れており、指導者が独自のティーチングスタイルを考え、問題解決能力を伸ばすことを重視している団体となります。そのため、クライアントに合わせたカスタマイズされたレッスンを提供できるようになることが期待できます。シルクドソレイユのトレーニングメニューにも採用されるなど、その有用性は高く評価されています。
資格は初心者でも取得できる?
一部、医療従事者向けの講座もありますが、ほとんどの講座は初心者でも取得できるプログラムです。ピラティスの経験がある方の方がエクササイズの理解が早い場合もありますので、ピラティス未経験の方は、養成コースに向けてピラティスレッスンを受け始めましょう。
マットピラティスとマシンピラティスの資格に違いはある?
マットピラティスはピラティス・メソッドの原理原則を学べ、手ごろな価格で、マットがあれば様々な環境でもピラティスレッスンを提供できるようになります。 一方マシンピラティスは、費用はマットに比べると高額で受講時間もかかますが、より複雑なマシンの扱い方や安全にレッスンが提供できるようになる知識と技術を学ぶことができます。
インストラクター就職が有利になる資格団体はある?
basi pilatesは国際的に認められているPMA加入団体で、高い指導力が身に付き、現場でも即活躍できます。マットとマシンを同時に効率よく学ぶコンプリヘンシブ資格コースを提供しています。
インストラクターとして働くのに必ずしも資格は必要ないって本当?
資格取得することが一般的ですが、実は、必ずしも法律で定められているわけではありません。しかしながら、資格を持っていることは、プロとしての信頼性やスキルを表す重要な要素です。多くのフィットネスクラブやピラティススタジオは、資格取得を求める場合が多くあります。結論としては、資格を持つことで、安全かつ効果的なレッスンを提供でき、仕事も就きやすくなります。
自分の好みに合わせピラティスの資格はどこがいいか決めよう
ピラティスのスクールや資格は様々です。自分の目標を明確にし、自分のペースで充実したピラティスライフを始めましょう。ピラティスは、身体と心を健やかに保ちながら、柔軟性や筋力を高める素晴らしいメソッドです。そして、その魅力を他の方に伝えられるのが、ピラティスインストラクターです。新しい挑戦を楽しみましょう。
Nami
株式会社ZENPLACE、年間200本の講座を運営するアカデミー事業部にて、ピラティスやヨガ、ボディワークに関するセミナーの企画、運営に携わり多くの講師・インストラクターと交流。
ピラティスとwell-beingの普及に尽力、専門誌にも寄稿。幅広い知識で多方面から最新の健康情報を発信し続けています。
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